日本製品不買運動で得した人

韓国の話題

日本でも話題になった韓国の日本製品不買運動。主な標的になっているのはユニクロ、アサヒビール、トヨタ、ホンダ、ダイソーなど韓国で人気がある日本のブランド。そして、若者たちに人気の日本製筆記具だ。

 

韓国のマスコミは日本の筆記具を捨てる韓国の若者の姿を「愛国者」でもあるかのように紹介している(私の目にはものを大事にしない愚か者にしか見えないのだが)。そして韓国マスコミは「日本製品の販売が低迷。優遇措置中止は撤回した方がいい」ということを強調する。

 

日本メーカーの売上げが減少するというのは、それを売っている韓国の販売店の売上げも減少することを意味する。どっちの傷が大きいかの差はあっても、両方にマイナスであることは間違いない。大統領みずから「勝者のないゲーム」と表現したのも一理ある。しかし、「得した人」も存在する。それは韓国の筆記具メーカーだ。

 

 

韓国の筆記具メーカーの株価がわずか1ヶ月で4倍に!

 


留学、仕事などで韓国に往来した経験が多い人は、このボールペンを知っているはずだ。MONAMI(モナミ)という会社のボールペンだ。韓国では「国民の筆記具」といわれるほど有名で、長年愛されてきたボールペンだ。

 

人気が高かった日本製筆記具を敬遠する空気が広がると、韓国製が売れるだろうという期待から韓国筆記具メーカーの株価が急上昇した。

 

これはMONAMIの1年間のチャートだが、大きな動きもなく2000ウォン前後で安定していた株価が、今年7月から急騰。わずか1ヶ月で4倍以上に上昇した。近年4年連続売上額は減少していたが、反日ムードの反射利益を得たのだ(果たして株価の急騰が実際の売上げに繋がるかどうかは疑問だが)。

 

株が急騰すると、投機的に株を買う一般投資者が殺到したが、そのチャンスを逃さないのが「経営」の基本。なんとMONAMIは保有していた自社株の半分を売却する「売り逃げ」をしたのだ。株価がちょうど2倍になった時点で保有株の50%を処分した。これには厳しい批判もあったが、会社側は「製品開発のための資金にする」と説明した。



ルール違反でも何でもない。企業としては利益を得るためにあらゆる手段を使うのが当然だ。しかし、これを見ると日韓の経済葛藤は「勝者ないゲーム」とは言えない。


「勝ち組」は存在するのだ。おめでとうMONAMI

 

(終わり)

 

タイトルとURLをコピーしました